品種:スペルゴラ 90%、ソーヴィニヨン ブラン 10%、 産地:イタリア、エミリアロマーニャ
<輸入元様資料より>
大変お待たせいたしました、湿度の高い日本の夏には欠かせない存在!!ビン内再醗酵&オリ抜きなしの微発泡フリザン ビアンコが入荷です。2022年は 21年に続き夏場に雨が全く降らないヴィンテージでしたが、かえって病気やカビの被害が少なく、21年ほど収穫量が減ることもなかったと語るマルコ。出来上がったワインも、凝縮というより果実と酸のバランスが良い、すでに飲み頃と呼べる状態です!
昨年より資材の高騰の影響を受けてきましたが、今年に入っても状況は変わらず、、、。さらに過酷な円安の影響もあり、フリザンビアンコに関わらず、各キュヴェ値上げとなってしまいました、、。しかし、フリザンビアンコに限らず、これまで以上にクオリティを意識してブドウ栽培&ワイン醸造を行っているマルコ。果価格が上がってしまった代わりとして、もう一つのワイナリー「Rio Rocca リオ ロッカ」があるので、どうか皆様ご容赦いただけますと幸いです。
しかしながら、やはりこのスペルゴラの溌剌とした酸は、他の何にも代えがたい夏の風物詩だと直感できる味わいです!
■造り手紹介
当主であるマルコ ベルトーニは、幼い頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきた。2000年に8ha放棄地を手に入れ、ブドウ栽培を開始。効率を考えた近代的な農業を嫌うマルコ、あくまでも手作業を中心とし、ビオディナミ式の農
業を取り入れつつ、自然環境を尊重した循環型の栽培を追求。畑では一切の農薬、肥料(堆肥さえも)を使用せず、ボルドー液についても、畑を開始した2001年よりほとんど使わないことに驚愕する。「自分にとってマルツェミーノやスペ
ルゴラは、とても身近なワインだった、それこそ常にテーブルにある、そんな存在。だから無為に凝縮したワインを造ることよりも、当たり前にあった風景や、伝統を残していきたいんだ。」そう話す彼。あくまでもテーブルワインとしての存在を
求める、反対を言えばそんな当たり前の事さえなくなりかけている現実に、逆らうこと。これこそが彼を動かした原動力といえるだろう。
醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみ。フリッツァンテは、醗酵が終わったのちにボトル詰め。スペルゴラから造ったモストコット(煮詰めた果汁)を少量添
加し瓶内二次醗酵を行う。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。マルツェミーノは屋外にある大型のセメントタンクで醗酵、圧搾後春まで、外気の寒さを利用してオリ引きを行うなど、古くからおこなわれてきたワイン造りを忠実に
守りながら生まれるマルツェミーノは、驚くほど純粋で直観的な味わい。そして、すべてのワインに共通する骨太な酸と果実的な雰囲気。醸造的な未熟さを埋めるのに十分な素材のよさ。素晴らしい信念と情熱を持った造り手。