毎年多くのお問い合わせを頂いております GLOU GLOU シリーズ
今回の BLANC (白)はシャルドネとデラウェア。
青デラ由来のキュッとする酸に、木樽発酵の円みのある余韻が心地よいワインに仕上がり。
ROUGE (赤)はメルローとマスカットベイリーA を使い、チャーミングな果実味とスムースな飲み心地が感じられるワインとなりました。
低アルコールでゴクゴク飲める GLOUGLOU シリーズを是非お試しください♪
品種:メルロー、マスカットベイリーA
◆今回は 10 月初めに山形からメルローが届きました。2022 年山形のぶどうは短い梅雨による暑さの影響と、収穫前の台風で収量
が 大幅に減るなど、色々と大変な状況もありましたが、このメルローは素晴らしくきれいな状態で届けていただけました。しっか
り と色づき、そのままの状態でもメルローの香りがしっかりと分かるようなぶどうでした。 そこに今回ブレンドしたのは毎年ぶ
どうを届けてくださる茨城県の常陸太田武藤観光農園武藤さんのマスカットベイリーA。9 月終 わりに届けていただいたしっかり
と熟したぶどうです。
◆ワインについて
山形のメルローは初めての試みでしたので、様子を見ながら慎重に接していきました。除梗破砕をして開放タンク
でアルコール発 酵の際は、1 日 1 回のピジャージュで残った梗をなるべくしっかりと取り除くようにして管理しました。 16 日間
の発酵ののち、極力えぐみなどを抽出しないように低い圧力で優しくプレスをして木樽に移動。樽に入れる際はあまりに も主張が
強すぎるタンニンと口当たりに、どこまで変化してくれるのかというどきどき(というよりハラハラ)がありました。熟成を見守る間
にどんどんチャーミングな果実味が引き出され、際立ったタンニンはスムーズな凝縮感へ変化、ワインの樽熟成によ る面白さを感
じたとても楽しい期間でした。 いつも一番に考えなければならないのは、最終的にお客様の手に取ってもらいやすい魅力がそのワ
インに必ずあること。 それを伝わりやすい味わいで示すことができること。今回のメルローのように何かの要素が強すぎることで
美味しいと感じられる 味わいのバランスがずれていると判断すれば、整った形を見つけられるまで探します。 今回は茨城県の武
藤さんのマスカットベイリーA とブレンドすることで、全体的な果実味と余韻の心地よさをプラスすることがで きました。
22 年ならではの GLOUGLOU ROUGE をお楽しみください。。