(以下ワイナリー様資料より)
◯品種:ネッビオーロ、カベルネソーヴィニョン、バルベーラ
◯新潟市南区新潟ワインコースト契約農園(イタリア品種のみ)
◯角田浜自社農園産
◯アルコール分:13%
◯内容量:750ml
2013年から栽培に取り組んでいるネッビオーロ。2014年には新潟市南区の農家(新潟ワインコースト契約農園)さんのご協力をいただき、同品種の別クローン2種(ミケ、キアヴェンナスカ)を植えました。最初に植えた植原葡萄園さんの苗木と合わせてクローンは3種類になります。
「チンクエ・・・」は農家さんのブドウ2種類と自園のブドウ3種類を混醸したものです。(発酵槽の中で合体したワインになります。)ダ・サスィーノ(青森県弘前市)さんやカンティーナヒロ(山梨県山梨市※旧・牧丘町)さんなど日本でネッビオーロに取り組むワイナリーも多くなりました。私たちはネッビオーロに色調の濃い同郷のバルベーラと骨格作りに長けたカベルネソーヴィニョンと組み合わせることで、ひとつの長期熟成型ワインを造ること、イタリア固有種を中心にすえて酸が豊かな果実味主体の食事との相性に優れたワインを造っていくのが目標、1990年代にイタリアで流行したスーパータスカンの手法にならいました。個性豊かなブドウを育むイタリアブドウに着目して、和洋折衷の我が国の食卓に寄り添うアッビナメントの早期実現を図る狙いです。
2020年9月瓶詰の直後から、ひとつ前のヴィンテージ2018との比較試飲をワイナリー来訪者にお願いしたところ。どちらが好きですかの質問に対し、当初は、2018と2019の軍配はほぼ半々。その後、日数が経ち11月を超えていくと2019年ヴィンテージが圧勝していきました。ほぼ9割の方が2019年押しへと変わっていきました。
ワインって不思議です。どんどん味わいが進化、変化していきます。とくに複数のブドウ品種を使用するワインに顕著に感じるニュアンスかと思います。2019年のそれは、ネッビオーロの比率が高いこと(85%)に加え、量はそれほど多くはありませんがバルベーラとカベルネソーヴィニョンが干しブドウ状態だったことにも影響があるようです。
飲み方としては、やや大きめのグラスでお楽しみください。また1日で飲み切るよりも数日、数週間にわたってお飲みいただくとよりこのワインの魅力が伝わると思います。