生産地/日本 山形県 品種/ 山形県産ベリーA種100%
<ワイナリー様資料より>
2019年は台風が多い年でした。しかし、台風の合間には晴天の日が続き、果皮の色付きや酸・糖度は十分なぶどうが収穫出来ました。
アーシーで、黒い果実や木苺などの果実感豊かな香り。繊細で上品な仕上がりです。複雑味があって滋味深く、長い余韻の中で旨みが存分に楽しめます。熟成がすすみ、飲み頃です。
酸化防止剤無添加・無濾過
日本で改良されたベリーA種。しっかり栽培・醸造したものは濃縮感、力強さがあります。特に良質のぶどうをサン・スフル(仏語で亜硫酸なしの意味)で仕上げました。濾過を行わず生詰めしたことで、ぶどう由来のにごりや澱、酒石がみられ、それらが格別の風味を醸し出します。
<フジマルスタッフ訪問記>
山形盆地のある上山市に位置するタケダワイナリーさん。山形盆地のある上山市に位置するタケダワイナリーさん。
東南に向く斜面の自社畑が良く見える見晴らしのよい醸造所を訪問させて頂きました。
印象的だったのは随所に感じるワイナリーとしての歴史の長さ。醸造所前にあるシャルドネの樹の幹は太く、樹齢70~80年のマスカットベイリーAも現役とのこと。
そしてビオディナミを取り入れた畑は一見すると草ぼうぼうですが、様々な草木が生え様々な昆虫も。
樹齢10年を超えたあたりからがブドウに味がのり、美味しくなってくるとのことで新しいワイナリーとは少し違う時間軸で、じっくり取り組まれていることを感じました。
そして地下のセラーは広大で、大量の様々なワインがぐっすりと寝ている光景は圧巻。
自社畑も14haあり、年間生産数は25万本。今回訪問させて頂いた中では圧倒的なスケール感でしたが、畑も造りも工業的な造りとは一線を画す、自然と時間に寄り添うワイン造りが印象に残りました。