生産地/日本 山形県 品種/ マスカット・ベリーA種
<ワイナリー様資料より>
収穫したての良質な山形県産マスカット・ベリーA種を100%使用した、軽めの赤ワインです。果実の香り豊かで、シャープな酸味と滑らかなタンニンが心地良い、バランスのとれた味わいです。洋食はもちろんのこと、焼き肉や焼き鳥などのしょうゆやみりんを使ったお料理との相性も抜群です。
原料のマスカット・ベリーA種はデラウェア種とならび、山形県で生食用として多く栽培されている品種で、日本で品種改良されたものです。タケダワイナリーでは、協力農家さんとしっかり連携をしながら、この品種を昔から大切な位置付けにし、かつ毎年新しいアプローチをしながらワイン造りをしています。
腐敗果がなくPH値も低い健全なぶどうであること、仕込み時の徹底した選果やワイナリー内の衛生管理、また、より自然な造りを心掛け、ワインメーカーが随時自身の目で確認し管理を
するなど、手間の掛け方や造りのレベルはフラグシップのシャトー・タケダと遜色のないものです。 赤い果実の香りとシャープな酸、滑らかなタンニンがとても心地良く、ぶどう本来の味わいが堪能できるワインです。 ボトムレンジだからこそ、ワイナリーの真価が問われるものとし、力を注いでいる商品です。
<フジマルスタッフ訪問記>
山形盆地のある上山市に位置するタケダワイナリーさん。山形盆地のある上山市に位置するタケダワイナリーさん。
東南に向く斜面の自社畑が良く見える見晴らしのよい醸造所を訪問させて頂きました。
印象的だったのは随所に感じるワイナリーとしての歴史の長さ。醸造所前にあるシャルドネの樹の幹は太く、樹齢70~80年のマスカットベイリーAも現役とのこと。
そしてビオディナミを取り入れた畑は一見すると草ぼうぼうですが、様々な草木が生え様々な昆虫も。
樹齢10年を超えたあたりからがブドウに味がのり、美味しくなってくるとのことで新しいワイナリーとは少し違う時間軸で、じっくり取り組まれていることを感じました。
そして地下のセラーは広大で、大量の様々なワインがぐっすりと寝ている光景は圧巻。
自社畑も14haあり、年間生産数は25万本。今回訪問させて頂いた中では圧倒的なスケール感でしたが、畑も造りも工業的な造りとは一線を画す、自然と時間に寄り添うワイン造りが印象に残りました。