生産地:ニュージーランド セントラルオタゴ
品種:ガメイ
<輸入元様資料より>
●自社畑内僅か0.25haにだけ植えられているガメイから造られる赤。
ワイン名は春になると畑で咲くニワナズナの小さな花からで、派手ではなくとも繊細で慎ましい美しさに価値があるというガメイの魅力に重ねて。
凝縮感に満ち溢れながらも滑らかで繊細な口当たりで、残念ながら入荷本数は非常に限られておりますが是非コレクションに加えておいて頂きたい1本。
<輸入元様資料より>
ラ・フェルム・ド・サトウ(サトウ・ワインズ)
佐藤さんご夫婦がビオディナミ農法を実践している自社畑シリーズ「ラ・フェルム・ド・サトウ」。セントラル・オタゴのピサ地区で標高の高い土地を購入し一から植樹することでスタートした自社畑は2019年産ワインがファーストリリースとなり、今回の2021年で3年目となります。
3.1haの面積にPinot Noir, Chardonnay, Chenin Blanc, Cabernet Franc, Gamayという5つのブドウ品種が植えられており、その限られた生産量と急速に高まる評価によって常に完売を続けています。(ちなみに今年James Sucklingによって世界のTOP100ワインに選ばれたのがこの自社畑のピノ・ノワールです。またこのワインは今年ワイナートの表紙にも選ばれています)。
2021年は近年稀に見る冷涼な年となった2020年とは異なり、平均より少し温暖な気候になったと言えるそう。比較的温暖な気候によって発芽・開花のタイミングは早まったものの、それに続いた気温の低下と厳しい突風などで最終的に出来上がった果実は小ぶりに。その後夏から初秋にかけて理想的な天候となり、ぶどうは良好な生育期間を過ごすことができました。
迎えた収穫シーズンでは後半にかけて雨や寒気のために多くの労力を必要とすることになり、出来上がったワインはチャーミングでピュアな果実感、そして滑らかで上質なタンニンによって適切なストラクチャーを備えたものとなったとのことです。
今回リリースされるのはそのラ・フェルム・ド・サトウ2021ヴィンテージ全5種類のうち、まず3種類となります。(残りの2種類、シュナン・ブランとピノ・ノワールは来年の春以降にリリース見込みです)
●生産者について
プロフィール
サトウ・ワインズは佐藤嘉晃・恭子夫妻による小さなプロジェクトと して 2009 年に始まりました。初リリースとなった 190 ダースの 2009 ピノ・ノワールにつづき、その後リースリング、ピノ・グリそし てシャルドネが徐々にラインナップに加わり、現在年間総生産量は 1,300 ダースとなっています。 同じ勤務先であった日本の銀行で知り合った佐藤夫妻は、転勤先の ロンドンで世界のワインに触れ、お互いワイン好きが高じて、いつし か自分たちのワインを造ろうと思い描くようになりました。そして 2006 年に自分たちのワインを造るべく、ニュージーランドへ渡り、 クライストチャーチのリンカーン大学で栽培・醸造学を学びました。 大学卒業後間もなく二人はセントラル・オタゴに落ち着き、バノック バーンにあるフェルトン・ロードでワインメーキングのキャリアをスタートしました。チーフ・ワインメーカー、ブレア・ウォルターのもと で 2 年半の間、畑とセラーで従事した後、佐藤嘉晃は自分たちのワイ ンを造るべく、ギブストンにあるマウント・エドワードへ移り、そこ で 4 年間ワインメーカーとして勤務する傍ら、Sato Wines を設立し ました。そして 2012 年に自分のワインに集中するため、クロムウェルの地元のワイナリーのスペースを借り、サトウ・ワインズのプロジェクトを推し進めていきます。また恭子は、現在もフェルトン・ロー ドの畑のマネージメントに携わり、ヴィンヤード・スーパーバイザー として従事しながら、そのビオディナミの知識を自らのワイン造りに生かしてきています。