【輸入元様資料より】 ●VIC 州 キング・ヴァレー ●アルコール度数:11.5% ●クロージャー:スクリューキャップ ●品種:リースリング 60%、 ゲヴュルツトラミネール 40% ●キング・ヴァレー、マウント・ベルヴュ ーに位置する畑(標高 652m)のフィール ドブレンド。それぞれ別に収穫され、ステ ンレスタンクでたっぷりの澱と共に野生 酵母による醗酵。気温の低下と共に自然と 醗酵は止まり(約 6.5g/L の残糖)、少量の 酸化防止剤を添加。3 カ月澱と共に熟成、 軽くフィルターをかけてボトリング。清澄 剤不使用。 華やかさと冷涼気候による洗練さ、そし て絶妙なバランスの残糖感が抜群の人気 を誇る白ワイン。
【ワイナリーについて】
「Liquid Rock n Roll / リキッド・ロックンロール」はオーナーワインメーカーであるアレクサンダー(アレックス)・バーンとその友人キ
ム・ファレルの、音楽とワインのある人生を愛する 2 人によって 2013 年に設立された年産 1500 ケースほどの新しいプロジェクト。バラ
ラット出身現在 39 歳のアレックスはジーロングの大学でワイン造りを学び、フランスやオーストラリアで経験を積んだ後に独立。自身の名
前を冠した「バーン・ワイン」やメルボルンのアーバンワイナリーなど、バリバリと精力的に活動しています。その中でリキッド・ロックンロ
ールはキム(彼は同時にワイナリー設備を取り扱う会社を経営している)と一緒に立ち上げたプロジェクトで、まだ自前のワイナリーを持た
ない彼らはメルボルン郊外のワイナリーを間借りしてワインを造っています。
アレックスは快活でフレンドリー、しかし質問に対する答えや自信に溢れる仕草から「この人が造るワインに欠陥は無いな」と思わせてくれ
る信頼感を備えたワインメーカー。全体に通底するのはコンヴェンショナルとナチュラルの”融合”とも言えるような考え方で、野生酵母によ
る醗酵・最低限の添加物使用というアプローチを自分の中に落とし込み(そのバランスは 6:4 のようなイメージで、そこに迷いはないよう
に見える)、使いこなしているといった印象。ある意味今のトレンドに媚びてない感じで好印象です。野生酵母による醗酵も、実際に同じ畑か
らのブドウで培養酵母との比較醸造をして”より複雑さを表現できる”と自分で納得してから取り入れたそう。
「野生酵母と一口で言っても単純に一種類というわけではないんだ。例えば 5 つのキュヴェを仕込むとして培養酵母では全てが画一的な味わ
いになるけれど、野生酵母による醗酵では 1 つ 1 つが異なる味わいになる。だからより複雑で奥行きがあり、その土地から表現されるべき個
性あるワインになるんだ。その分手間はかかるけどね」とは訪問時のアレックス談。