産地:ニュージーランド ワイパラ
品種:ピノノワール
【以下輸入元様資料より】
Theoが同国内Pinot Noirの最高峰を意識してこのワインを生み出したのは言わずもがな。除梗した上でスキンコンタクトを含めて6週間の発酵、熟成は20年近く使い古されたホッグスヘッド(約250ℓの中小樽)です。ここの畑は地表に石灰石がせせり出している、とてもユニークな場所。ストイックな土地で育っているお陰で、独特の引き締まったミネラル感があり、塩味があり、そしてアロマも食感もとてもピュアで筋が通っています。今年で初入荷から4年目。
■ワイナリーについて:
2013年。クレイター リムでワイン作りを一任されていたテオ コールズは突如としてワイナリーを去りました。ワイナリーで発生した火事の責任を無理矢理に背負わされすっかり嫌気が差してしまったのです(実際には彼に一切の過失は無く火事の原因は電気系のショートだと言われています)。
約150樽のワインが焼失(ボトル換算で40,000本以上です)したショックはワイナリーに相当な爪痕を残し、ニュージーランドに於ける近年最高の醸造家に成り得る才能とも言われていたテオはゼロからのスタートを与儀無くされたのです。
カンタベリー大学では化学、リンカーン大学では栽培学と醸造学を修めレオヴィル ラスカーズ・クンツ バ・サンコム・フランソワ ヴィラール・シルヴィオ ナルディ等で若き日を過ごしたテオはダニエル シュスターの元で人為的プロセスに一切頼らないあるがままの醸造に目覚めたと言います。
ワイナリー名は約10年前にテオがとある荒地に佇んでいた「年枯れた牡羊」に由来しています。その得も言われぬ、力強くも儚く、野生に溢れながら知性も感じさせた雰囲気に魅せられ、いつの日かそんなワインを作りたいという想いを抱いて来たそうです。
ハーミット ラムは彼ようやく辿りついた自身のレーベル。ニュージーランドでは殆ど目にする事が無い石灰質土壌の畑から収穫されるブドウに拘り、卓越した品質のワインを作り始めています。
2015年、ようやく上陸するハーミット ラム意)はニュージーランド ワインの既成概念を破壊する新たな価値を齎してくれる事間違いありません。