産地:オーストラリア 品種:シラーズ100%
Tavel【タヴェル】の偉大なる作り手が生み出すロゼに恋した Richie なりの、美味しさを追求したロ
ゼ。
コールドソーク後にフットクラッシュ、一部を全房使用し、数時間のスキンコンタクト後にプレス。
ステンレスタンクで発酵、更に使い古した 500l の樽で熟成しています。
マウスフィールが実に心地よく、フルーツのスープを飲んでいるかの様。
レイヤーが重なり、パルピーです。それでいてザラつきを感じさせないスムースさがあり、クランベリーとイ
チゴの果実味がとてもチャーミング。
オールスパイスの様な野性味をフィニッシュに感じます。
多少の熟成を経て、若干オレンジ掛かった様相。落ち葉やキノコのアロマも。
*スタッフ青木コメント
ややオレンジがかった色調で、香りは穏やかジワジワとくるタンニンは程よく旨みを伴い、ドライで食事と
ともに味わいたい 1 本です。
■造り手紹介(インポーター様資料より)
今のオーストラリアワインに於いて最も意思が籠められたワインと言えると思っております。
ハーカム ワインズのリッチー ハーカムの送って来た人生を知り、更に現在進行形のプロジェクトを垣間見ると、実に驚かされてしまいます。
全てを「人の為に」捧げる決意は揺るぎなく、その意思が反映されたワイン達。
リッチーが今から4年前に一度バイク事故で心肺停止となり、奇跡的に死の淵から戻って来た背景を持っている事をご存知の方もここには多く居て下さると思います。重度の粉砕骨折を負い深刻だった左膝は、脳死の為に臓器関節提供を希望していた13歳の少女のお陰で、今では軽いジョギングまでこなせる程回復しました。
現在彼はワインを作る事で得られる大部分の収益を貧困にあえぐコミュニティに学校を設立する為に注いでおりますが、それは決して偽善的要素を一切含まない、彼の心に最も大きな喜びを齎すプロセスだと言っています。元々マサイ族の少女達が通う学校に講堂を建てる事からスタートしたプロジェクトは、昨年ミャンマーに3つの学校をプレゼントする事に至り、今年は更に数校の寄贈を予定しているそうです。
彼は血筋が超の付く程に裕福な家族の出身ですから、私もワインビジネスを含めて懐疑的な視線を持った事が過去にあります。
しかしながら昨年実際に彼のワイナリー(ガレージですね)訪れて、その大いなる愛とワインの質が素晴らしい事を確信として持ち帰る事が出来ました。学問ではなく実体験に基づいたワイン醸造は、一般的に考えらえれている方向とは多少違い(特に白ワイン)ユニークでもありました。ネズミ臭を避ける為に逸早くボトリングをして寝かせるコンセプトを聞いた時は驚きましたね