葡萄品種:マスカットベイリーA(奈良県) 50%、甲州(山梨県)50%
アルコール度数:11%
生産本数:132本
国内新酒がもう少し流通しても良いのでは?という想いから、動き出したプロジェクト。
当初 3 ワイナリーから 1 種類づつで今年は終わるはずだった当プロジェクト。まさかの 4 種類目のリリースが
決まったのは今から 1 か月前の事でした。。。
しっかり濃いめのロゼ色です。外観から想像すると MBA の香りと味わいの特徴が色濃く出てそうではありま
すが、アッサンブラージュ比率の 50%を白葡萄の甲州種にする事により、その特徴的な甘やかな香りと、濃度
を中和。色調からは想像しがたい伸びのある酸と、余韻に続くほんの少しの苦みがワイン全体を引き締めてく
れています。
Bambi のアッサンブラージュ比率を決めに木谷ワインさんを訪問した際、白ワインの話をしに行ったのに何故
かマスカットベリーA(以下 MBA)がテーブル上に準備されていました。
せっかくなのでと色々と楽しそうな
組み合わせを試みていたところ、MBA と甲州の組み合わせが意外と良くて、これは来年また試してみようと脳
内メモに書き加えることにしました。
なぜなら、今からラベル考えて、名前考えてちょっと時間的に無理だと
思ったのです。
ところが、そのまま話を流そうとしたところ、別件で同席されていた京都 和食の名店
「そ/s/KAWAHIGASHI」の中東さんから「これ凄く良いですね、使いたいです!!」とのお声を、、、
流石
にこれはもうやるしか無い流れに(笑)
もっとも時間を要するワイン名の決定を中東さんにお願いし、私はラベルデザインを受け持つ事にしまし
た。きっとワイン名について相当悩むだろうから、ラベルはじっくり考えれるなと考えていたのですが、中東
さんから「天気の良い昼下がりにランチで軽く飲みたいワインですね。このワインのアッサンブラージュが決
まったのが 11 時 50 分だったので 11:50(=イレヴン-フィフティ)でどうでしょうか? 」 との提案をすぐに
頂きました。
11 時 50 分、昼食タイムが楽しみな時間帯という事でワイン名は即決。
ラベルはワインをテイス
ティングしながらオープンサンドやバインミー、ランチ BOX 的なもの一緒に食べたいというイメージから抽象
的なデザインと色彩に。先の 3 種類のふんわりしたラベルから一変、がらりと印象を変えてパリッと明るい感
じを出してみました。ワインの色調との対比が個性的なものになりました。
11:50 (イレヴン フィフティ) はワインショップFUJIMARU限定キュヴェです。
マスカットベーリーAを除梗 50%、全房 50%で醸造。3 週間キュベゾン後に圧搾。甲州は除梗破砕し圧搾、
発酵期間3週間しそれぞれ 50%ずつのアッサンブラージュ。軽いラッキングを経て細かいオリと共にボトリン
グ。