リスボンから80km。中世の街、オビドスの近くにあるモンテジュント山の隣に位置する場所に4世代にわたって発展してきたファミリー経営の伝統的な農業施設Quinta do Olival da Murtaがあります。
この農場は、葡萄づくりをはじめ、ハーブ栽培、森林再生の取り組み等、農業への様々なアプローチをしていることで、この地域でよく知られていますが、現在は、5人のいとこたちによって、このプロジェクトを運営しています。
Serra Ocaのワインは、自然を大切にした有機栽培。収穫は手作業。天然酵母を使った醸造。そして、できるだけ低介入でワインをつくっています。
しかし、ジョアナは、自然派などの分類があまり好きではなく、「私が造るワインは、本物で、健康で、そして、このできるだけ自然な方法でワインを作ることが好きだからそうしている」と語ります。
Serra Ocaとは海の音が聞こえるという意味。近くにあるSerra de Montejuntoのこの山の中は空洞になっている為、中から海の響きが聞こえてくると言われていることに由来します。